エレキー。今やエレキーはメーカー製のリグには内蔵が当たり前ですが
メッセージキーヤーとなると、移動メインのFT-818NDには内蔵されていないし
IC-7300Mにしろ、FT-991AMでもいちいち登録が面倒くさい。
ささっと登録して使えるメッセージキーヤーが欲しいと思っていました。
あと、エレキーってなんだかんだロジックだったりプログラムだったりで
DOT-DASHの感覚か異なるじゃないですか。
アイアンピックA/Bは全然別物ですが。
ということで、エレキーは同じ物を使いたい、メッセージも打ちたいとなると
外付けキーヤーが欲しい、となります。
実はここから下は2018年春の話になります。
このBENCHER BY-1は36年物です。
学生の頃は、80年代後半、どこかのキットメーカのメッセージキーヤーを組んで使っていました。TTLのロジックICと、DRAMを組み合わせていた気がします。
それももうどこか彼方に去ってしまったので、情報収集するとPICを使ったメッセージキーヤーの製作のページを見つけました。JA1HHF日高OMのサイトです。
www.hi-ho.ne.jp
PICの書き込み環境にも投資がかかるなぁなんて思っていたら、
CQ誌の付録になったキーヤーがマルツで売っていることを知り、さっそく秋葉原でゲット。
ささっと組み上げて、ワクワクしながら電源ON!「QRV」とモールス打ってくれた
さあ!と思ってパドルを繋いでからが苦難の道。
全く無反応。
えー!? ハンダチェックOK、導通OK、
もう1度ルーペでチェックOK、PICを外して、全てハンダし直してもダメ。
お蔵入りです。
その年のハムフェア。マルツが出店していて、そこでもう1台このキットを購入。
PICを入れ替えてもダメ。 あれ~ どこか死んでるのか!? 「QRV」って打つんだけどなぁ
仕方なく2台目を組むも、まったく同じ現象。。。
電子工作の自信喪失。散々作ってきたのに。
泣く泣くマルツの相談窓口に連絡、事柄を伝えて、2台ともダメという事で
ちょっとおかしいと、送付してチェックしてもらうことに。
結果
PICが2つとも飛んでいました!
焼き直しなおしたら2台とも動作しましたと帰ってきました。
それから2年間コンテストメインでCWで活躍してくれました。
CTESTWINは喰わず嫌いで使っていませんでした。
そして2020年夏
移動運用をガンガンやりだしたのですが、移動でもCWやりたいとこのマルツキーヤーを持ち出していましたが、かさばるので基板を組み直すこととしました。
昔のロジックICで組むことを思えばPICを中心にシンプル。
OIKey-F88回路図 マルツキーヤーの原典
K20-DXパドルの付属ケースに一緒に入るように、回路図をもとに基板の切れ端に構築。
パドルとリグへの3.5mmジャックを付けるスペースは無いので、コードでプラグを伸ばす形にしました。これで006Pとパドルとキーヤーが入って快適!
ケースの1/3で済んだ。これでもメッセージボタン3つ実装、もう1個は赤黒コードで手元まで引き出した 本家にはないブザー用のVRも積んだ
本家との大きさ比較
006Pの隣にK20-DXパドルが入るのだ。
小さくまとまってリュックのポケットにポン。
快適!
移動運用に毎回持って行きました。
鶴見川コンテストでも活躍。(鶴見川コンテストからCTESTWINも導入)
運用風景。普段はFT-818NDだけどこの時は多摩川コンテストの予行演習でFT-991AMだった。
が、この時
アンテナ立てて、リグをセットアップして、エレキーも電源オンして
パドル反応しねぇ メモリーも打てねえ
PIC飛びの症状再発。
原因は不明。ケースに入れて使用、移動時もケースで防護されていたので。
本家基板に戻してもダメ。ということでPIC飛び確定。
静電気?夏場だぜ?ということで、マルツキーヤーはもう1台あるので、
使えるのは確認しましたが、自分の使い方ではまたPIC飛ばしかねないと
運用停止としました。
移動運用は、FT-991AMの内蔵キーヤーで済ませました。
K3NGキーヤー編に続きます。