JQ1WYB 徒然 LOG帳

アマチュア無線局 JQ1WYBの無線ブログです

エレキー (K3NGキーヤー編)その2

Seeeduino XIAOと一緒にいろいろ買ってました。

Arduino Nano EveryとArduino Nanoコンパチ。

 

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Arduino Nano Every 一番新しい? でもNanoより安い
USBがMicro-USB 秋月で完成品1500円


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中華な互換機のNano。3個入って1480円。 USB-B。
そして、Seeeduino XIAOはUSB-C。見事にコネクタ種別がバラバラ

Seeeduino XIAOのK3NGキーヤーはCQ Runingで1時間に1回ハングアップする
メモリの記憶ができない(電源を切ったりリセットするとメッセージが消える)
などの不具合があるので、互換機のNanoで組みなおすことに。

基板が大きくなるのは嫌なので、秋月の45mm角基板に何とかXIAOの倍近いNanoを載せることに。寸法的には収まるのであとはNanoの股下にどれだけ詰め込んでスペースを活かすかです。

Arduino Nano は5V電源機。Vinは7V以上、ということで、006Pを電源とします。
基板上に何度もモジュールを置いたり、3.5mmジャックやDCジャックを置いたり
と位置決めをして、メッセージ送出のタクトSWは2ピンタイプにして、と
抵抗器は配線面につけたり、してどうにか同じ基板サイズでできました。

f:id:Jq1Wyb:20210114225244j:imageK3NGキーヤー2号機です! Nanoの股下に、圧電スピーカーとトランジスタ
キーイングのトランジスタ、そしてパドルとリグ向けの3.5mmジャックを入れて
スペース効率を図り、DCジャックも付けることができました。リグ向けのジャックはDCジャック側にあります。600mil幅では2個のジャックは並びませんでした。
コマンドモードSWのほかにメッセージSWも3つ付いたので利便性も向上。
006Pは外付けになりますが、満足です。
トランジスタはちなみに2SC1815を使っています。まだ東芝リテール品(意味は無い)


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実際に昭和記念公園移動の翌週から、品川区民公園、三浦市宮川公園、港区台場公園、目黒区碑文谷公園、大田区洗足池公園、千代田区日比谷公園と6移動でハングアップなし、メモリーも不揮発で快適です。

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三浦市宮川公園から、BegaliのAdventureパドルが仲間入り

f:id:Jq1Wyb:20210114224359j:imageケースの収まりが悪くなってきました。006Pが邪魔です。

 そして、2021年のNYP。フィールドから引退したK3NGキーヤー1号機をホームで使っていましたが、またもやハングアップ。今度は30分のRuningで固まりました。
いよいよ完全引退だなぁと。ホーム用3号機の材料はOLEDのディスプレーも含めて買ってあるけど、それより、フィールドの2号機の006Pを何とかしたいと思い始めて、1号機のLiPoバッテリーを活用できないかとふと思って秋月電子のサイトを見れば
あるじゃん。

akizukidenshi.com

こいつで、LiPoバッテリーの3.7Vを5Vに昇圧できます。なのでフィールド用に3号機を作って2号機をとりあえずホーム用にしようと思います。

 
その3に続く・・・・

エレキー (K3NGキーヤー編)その1

PICが飛んでもプログラムを焼き直す、もしくは、PIC変えて焼き直せば復帰できるのは分かっていました。
秋葉原にすっ飛んで行って、秋月のPIC焼きこみツールを手に取るところまで行きました。

akizukidenshi.com

 

5000円超のこのキットを持って、他にも買うもの無いかな、と店内をうろつくのはいつもの事。コロナ禍の為、入場人数規制をしていて、店内は良く見えるし。
ふと、目についた。Arduino。。。 ラズパイより小さな1ボードコンピューター位の認識でしたが、そういえばエレキーを作ったというサイトや、USBIFCW4でおなじみのサイトにも、キーヤーシールドがあったのを思い出しました。

nksg.net


秋月の店頭では、シールドが何かなんて知らないレベルでしたが、Arduinoで遊べたら
PICプログラマの数分の一の費用で色々出来そう、と思い直しそっとプログラマを戻しました。

情報が無さすぎるので、その場ではその他パーツ(やっぱり買った)を購入して帰宅。


帰り道の電車内で調べていたら沢山ヒット。
K3NGさんの作ったキーヤーのスケッチ(プログラム)を使って、シールド(周辺基盤)を作ってメッセージキーヤーを構成している人が何人もいる事を知りました。

Arduino UNOとか、MEGAとか色々ありますが コイツらUSBポートを持っていて、
開発環境のArduino Software (IDE)をPCにインストールすれば直結してプログラムを流し込めるので、ライタも不要。
Arduino モジュールは、1000円~数千円、中華互換機ならAmazonで3個で1000円みたいな価格です。

本家K3NGキーヤのgithub

github.com


そしていつも頼りになる情報源のjh4vajさん

www.jh4vaj.com

マルツキーヤー同様、Arduinoの脚にパドル入力、VRでスピード、SWでメッセージ再生
あとは、リグへのキーイング回路とブザー回路を付ければ良いのを理解しました。

あとは沢山あるArduinoやその互換機から何を選ぶかってだけです。
PICのICからArduinoのモジュールになるのでどうしても大きくなってしまう。
マルツキーヤーはB基板の切れ端を使ったけど、今回は、秋月の45mm角の基板に
収めたいと思ったので、思い切って小さなSeeed Studio Seeeduino XIAO-Arduinoを使ってみることにしました。
決め手はこの小ささに惹かれたから。
こいつは3.3V電源で動くので3.7VのLiPoバッテリーで直接駆動できます。
入力は5V入力まで。9VとかはNGのようです。

akizukidenshi.com


このチョイスは後でいろいろ大変でした。


シールドの回路図は、jh4vajさんが作成されたキットを作られている、JR1KDAさんのサイトを参考にしました。

K3NG キーヤーjr1kda.wordpress.com


さて、Seeeduino XIAOは CPUが ARM® Cortex®-M0+ 32bit 48MHz で 遅い。
低電圧3.3Vで動くので、アナログ系の値が狂う。K3NGキーヤーのシールドは5V電源を基調に回路定数が組まれています。VRでのキーイング速度変更、メッセージSWのchは抵抗で分圧しているので、電源電圧が違うと分圧値も違うよね。
その辺は組んでみてから考えようと、なんといっても小さいのがイイと進めました。

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全然気づいていなかったけど、このSeeeduino XIAOにはEEPROMが搭載されていません。
IDEでK3NGキーヤーのスケッチを書き込もうとして、スケッチがEEPROMを叩いていてEEPROMが無いぞ!とエラーが出て気づきました。🤣

K3NGキーヤーは、メッセージやコマンドモードなどの状態を電源切っても覚えておけるよう、EEPROMにメッセージや各種パラメータを書き込んでいました。
調べればすぐに出てきますがエラーの回避方法が見つかりました。

Seeeduino XIAOの使い方:フラッシュメモリでEEPROMを行う

搭載している小さなフラッシュメモリにEEPROMを叩きに来たら代わりに投げ込むようです。
このおまじないをしたら、エラーは出なくなりました。


スケッチを起動すると、コマンドモード時に点灯するオンボードLEDが電源ランプと一緒に点きっぱなし。コマンドモードに入ると消灯。通常モードで点灯。あれれ。


逆だなぁ。回路図をよく見ると、オンボードのD13のLEDがなんとAct_L
Arduino UNOやNanoなどはAct_Hなんですよね。command_mode_active_led この変数で制御しているようです。

K3NGキーヤーのスケッチはファイルが大量にあるのでこの変数を叩いているファイルを見つけられなかったのですが、JR1KDAさんに相談したところ、
IDEではgrepできないので、外部エディタでgrepしています。


k3ng_keyer.ino(17132):
#if defined(FEATURE_COMMAND_MODE) && defined(command_mode_active_led)
if(command_mode_active_led) {
pinMode (command_mode_active_led, OUTPUT);
digitalWrite (command_mode_active_led,LOW);
#endif //FEATURE_COMMAND_MODE && command_mode_active_led
で、ポートを設定していますので、ここのLOWをHIGHに変えて、次のポートへの書き込みでHIHGとLOWを入れ替えれば良いように思います。

とアドバイスをいただき、スケッチのファイルの中身のステータスを書き換えて、無事に解決しました。grepって知らなかった💦💦



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出来ました!燃える、爆発するといわれるLiPoバッテリーを電源としました。
ちっちゃい!

メッセージボタンは別基盤に外出しにしました。が、ツイストペアコードで延長すると
電圧降下で、使えるボタンは2つまで。1つはコマンドモードに入るボタンなので
メッセージは1つ。ということで、コマンドボタンとメッセージボタンを1つキーヤーシールドの空きスペースに実装、ブザーを少しずらしてます。
それ以外に、外付けで更にメッセージはSWは2個使えます。

マルツキーヤー基板との大きさ比較。基板切れ端のキーヤーよりは大きくなったけど
ジャック実装(コード引き出しは断線しやすそうだった)2層構造で基板の下に
LiPoバッテリーを置けたので006Pが不要に。
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Seeeduino XIAOの下、ピンソケットの間にブザーとキーイング用のトランジスタを置いています。

多摩川コンテストではCTESTWINとFT-991AMの内蔵キーヤーを使って乗り切りました。

このK3NGキーヤーは 12/6の立川市 昭和記念公園でデビューしました。
脚には、ネオジム磁石を付けて、パドルと並べてボディにガチンとくっ付きます。

画像

VCHアンテナを持って行って、7MHzCWにオンエア。しかし、1時間に1回くらい 計2回ハングアップしました。全くパドル操作を受け付けなくなったので電源OFF/ONで復旧はするけどEEPROMが無いのでメッセージが消失。再起動後に都度CQを再登録。
Arduino Nanoで作り直すかなぁ・・・とフィールド1回で引退の危機。

その2に続きます・・・・


エレキー (マルツキーヤー編)

エレキー。今やエレキーはメーカー製のリグには内蔵が当たり前ですが
メッセージキーヤーとなると、移動メインのFT-818NDには内蔵されていないし
IC-7300Mにしろ、FT-991AMでもいちいち登録が面倒くさい。
ささっと登録して使えるメッセージキーヤーが欲しいと思っていました。
あと、エレキーってなんだかんだロジックだったりプログラムだったりで
DOT-DASHの感覚か異なるじゃないですか。
アイアンピックA/Bは全然別物ですが。

ということで、エレキーは同じ物を使いたい、メッセージも打ちたいとなると
外付けキーヤーが欲しい、となります。

実はここから下は2018年春の話になります。

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このBENCHER BY-1は36年物です。

学生の頃は、80年代後半、どこかのキットメーカのメッセージキーヤーを組んで使っていました。TTLのロジックICと、DRAMを組み合わせていた気がします。
それももうどこか彼方に去ってしまったので、情報収集するとPICを使ったメッセージキーヤーの製作のページを見つけました。JA1HHF日高OMのサイトです。

www.hi-ho.ne.jp
PICの書き込み環境にも投資がかかるなぁなんて思っていたら、

CQ誌の付録になったキーヤーがマルツで売っていることを知り、さっそく秋葉原でゲット。

www.marutsu.co.jp



ささっと組み上げて、ワクワクしながら電源ON!「QRV」とモールス打ってくれた

さあ!と思ってパドルを繋いでからが苦難の道。

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全く無反応。





えー!? ハンダチェックOK、導通OK、
もう1度ルーペでチェックOK、PICを外して、全てハンダし直してもダメ。

お蔵入りです。

その年のハムフェア。マルツが出店していて、そこでもう1台このキットを購入。
PICを入れ替えてもダメ。 あれ~ どこか死んでるのか!? 「QRV」って打つんだけどなぁ

仕方なく2台目を組むも、まったく同じ現象。。。
電子工作の自信喪失。散々作ってきたのに。


泣く泣くマルツの相談窓口に連絡、事柄を伝えて、2台ともダメという事で
ちょっとおかしいと、送付してチェックしてもらうことに。

結果


PICが2つとも飛んでいました!
焼き直しなおしたら2台とも動作しましたと帰ってきました。

それから2年間コンテストメインでCWで活躍してくれました。
CTESTWINは喰わず嫌いで使っていませんでした。

 

そして2020年夏
移動運用をガンガンやりだしたのですが、移動でもCWやりたいとこのマルツキーヤーを持ち出していましたが、かさばるので基板を組み直すこととしました。
昔のロジックICで組むことを思えばPICを中心にシンプル。
OIKey-F88回路図 マルツキーヤーの原典

K20-DXパドルの付属ケースに一緒に入るように、回路図をもとに基板の切れ端に構築。
パドルとリグへの3.5mmジャックを付けるスペースは無いので、コードでプラグを伸ばす形にしました。これで006Pとパドルとキーヤーが入って快適!

 


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ケースの1/3で済んだ。これでもメッセージボタン3つ実装、もう1個は赤黒コードで手元まで引き出した 本家にはないブザー用のVRも積んだ

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本家との大きさ比較


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006Pの隣にK20-DXパドルが入るのだ。
小さくまとまってリュックのポケットにポン。

快適!
移動運用に毎回持って行きました。
鶴見川コンテストでも活躍。(鶴見川コンテストからCTESTWINも導入)


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運用風景。普段はFT-818NDだけどこの時は多摩川コンテストの予行演習でFT-991AMだった。


が、この時

アンテナ立てて、リグをセットアップして、エレキーも電源オンして




パドル反応しねぇ メモリーも打てねえ

PIC飛びの症状再発。
原因は不明。ケースに入れて使用、移動時もケースで防護されていたので。
本家基板に戻してもダメ。ということでPIC飛び確定。
静電気?夏場だぜ?ということで、マルツキーヤーはもう1台あるので、
使えるのは確認しましたが、自分の使い方ではまたPIC飛ばしかねないと
運用停止としました。

移動運用は、FT-991AMの内蔵キーヤーで済ませました。

K3NGキーヤー編に続きます。


2020 多摩川コンテスト参戦

もう昨年の話になってしまいましたがのその2
多摩川コンテストの参戦記です。
2020/11/22開催

鶴見川コンテストも楽しかったし、以前から@jk1mgcさんから多摩川コンテストの事も伺っていたし、大好きな50MHzでのコンテストなので、参加せねば!と計画をしていました。

リュックサック徒歩移動ですが、どうせなら50Wで移動したいと思っていたので、
変更申請成ったFT-991AMを持ち出す計画をして、バッテリーもBL-50TXを入手して
予行演習としてコンテスト参加予定場所の稲城市にコンテスト2週前に。その翌週は三浦市にFT-991AMを背負って行きました。いやぁ 重かったけど、どうにかできる算段は付いたので、多摩川コンテストも徒歩(と電車)移動で参戦することとしました。

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このBL-50TX 7MHzの方が電流を喰いますが、50MHzだと2割くらい燃費がいいです。
3時間運用してもまだ半分位。

アンテナは2eleデルタループにしたかったのですが、そうなるとポールも金属のCP-60Lになるので、担いでいくのも限界を超えるので諦めました。


11/22当日 朝4時半に起きて、5時過ぎに出撃。
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稲城市の運用ポイントには7時過ぎに到着。 寒い!眠い!日の出直後の朝日が眩しい
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無事に運用場所確保、いそいそとアンテナ設営。
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太陽の光が横から飛んできます。眩しい!

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7時過ぎ~13時まで場所取り運用。そこから50Wで2時間のコンテスト。
BL-50TXでの運用時間が分からないので、アンテナが重いとか言っていましたが
コンテスト前運用のためにFT-818NDとPD対応モバイルバッテリーも結局持参。

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コンテストに備えつつ朝7時の50MHzは相手がいない・・・
超のんびりペースで運用しました。それでも13時前間に50QSO。
ボイスメモリとヘッドセットでの運用でいろいろ準備しながら楽しく運用できました。

この間お二人局長さんが多摩川コンテスト目当てで上がってこられましたが、
先住権で運用継続させていただきました。


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12時を回って、FT-991AMもリュックから出します。PCをセットアップしつつ
パンをかじりつつSSBでの移動運用は続けます。

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ヘッドセット&フットSWでハンズフリーな運用です。
この時点でコンテストはCWスタートは決めていましたが、SSBにも出るかは迷っていました。


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そして 多摩川コンテストスタート! ドカンとQRMを喰らいつつ CWでランニング
快調に呼ばれて、アワアワしながら、CTESTWINをフル活用。
2世代前のi5ノートですが、パーシャルチェックリストを走らせているとちょっとモタつく。ドライブはSSDだしメモリも10Gに増設済み。うーん。

でもi7・重い・バッテリーが保たないしなぁ



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14時頃天気予報の通り風が強くなる。アンテナが持っていかれそうになり、
右手で抑えながらの運用、あわててタイベルトを増やしてやっと手を離せた。


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打ち直しはミニパドルのK20-DX。これ、打ち易いし、コンパクトでコスパがめちゃめちゃ良いです。


コンテストの状況です

移動地:東京都稲城市
RIG  :FT-991AM

ANT  :シングルデルタループ

レートグラフ(流域内電信)

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マルチはHM 羽村市が取れませんでした。

 22/23


結局1時間半を過ぎてもCWランニング、45分過ぎでHMが取れておらず呼び回りに。
羽村は取れず終了。

スコア

 127 局  381点×22マルチ   8382点


CWオンリーで100QSO超えました。今回はかなり局が多かったようですね。


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2時間の戦いが終わって、バッテリーは1/4消費。あれ 場所取り運用もFT-991AMとこのバッテリーでいいじゃん。

最初の1時間でもうCWオンリーでいいやと思って進めました。
アンテナはシングルデルタループでしたが、稲城からブロードな指向性が功をそうしたのか多くの局に呼んでもらえました。ただ、稲城市、多摩市にたくさんの局がでていたので、QRMもすごかったので、次回は2eleか3eleのデルタループで参戦しようかと思いました。



この腰痛ベルト というかパワーベルト。高校生の頃から愛用しています。
当時鶴見にあったIBS石井スポーツで買ったもの。35年物です。
あの頃は、鉛蓄電池、CL6DX、鉄パイプなどで仲間と移動運用をしていました。
それに比べれば遥かに軽量化していますね。

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結果~

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流域内電信部門で優勝することが出来ました!

鶴見川コンテストが2位、今回が優勝と嬉しいです。
次回もアンテナやいろいろ工夫して挑んでみたいです。


主催のAPLLOハムクラブの皆さん、そして、交信してくださった各局 どうもありがとうございました。

実は、高校時代の大先輩とこのコンテストでQSOしていたのに後で気付きました。
びっくり。

 

2020 鶴見川コンテスト参戦

もう昨年の話になってしまいましたが
鶴見川コンテストの参戦記をば。

現在は都内在住ですが、実家は横浜市鶴見区にあり、JQ1WYB開局の地でもあるのです。これは参加せねばなるまい、とコロナ禍の下ではありましたが
老父母に相談してOKをもらいました。
元私の部屋は甥っ子が使ており、ベランダでの運用としました。
雨が降ったら中止としました(笑)

横浜はアップダウンが激しく、埼玉あたりから、みなとヨコハマなんて憧れて引っ越して、あまりのアップダウンに根を上げたって話も聞いたりしますが、
我が実家は、幸いなことに丘の上。(といっても標高50m程度ですが)

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子供のころは、駅から見たいテレビの為に駆け上がって帰っていた、不満のある立地でしたが、無線の立地とロードバイクの足腰の基礎になってくれて思いかえせばありがたかった。

というわけで、DX-Wireの10mポールと同軸24段コリニア、FT-818NDを持ちこんで
実家のベランダにミニシャックを構築したのでした。
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ベランダに固定した、10mポールに同軸コリニアを括り付ける。
固定は普通のタイラップではなく、リユースタイを使うので、何度でも緩めて再利用可能です。1984年に開局した時は、ここに2mのステンパイプ×3本の6mにダイヤモンドのGP、DP-CP3(21/28/50MHz)とTS-670 10Wでした。トヲイメ

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ベランダにベンチとテーブルがあったので、使わせてもらいました。潰れなくて良かった。日差しが強いので、傘の差し入れが妹からありました。

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この日の為に作った秋月のボイスメモリー 大き目のケースに適当にレイアウトしたら
容積はあるのに、ジャックやらSWやらが邪魔して、電源の006Pが入らない仕様。
いろいろ実験して1ch仕様としています。


でコンテスト。開始前40分から周波数確保でFMでCQを出しつつコンテストに突入。

移動地:神奈川県横浜市鶴見区
RIG  :FT-818ND

ANT  :同軸24段コリニア

レートグラフ(流域内QRP)

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マルチは全部取れました

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スコア

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かなりいいペースで頑張れましたが、中だるみ、FMからCW、SSBに移るタイミングがうまくありませんでした。

無指向性のコリニアは高利得で満遍なくQSO出来ましたが、その無指向性ゆえに同じ強度の局あちこちから呼ばれるとFMでは潰しあい・・・・
CWでも濃淡が付かず、苦労する場面がありました。
次回は指向性アンテナとコリニアの2構成にしようと思います。

コンテストが終わると、UPL君が同じ流域内QRPで、かっ飛ばして局数稼いだことを知る。嗚呼・・



結果~
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UPL君に次いで クラス2位でした!
久しぶりの参加の割にはまず満足の行く結果でした。

アンテナ、オペレーション、モードチェンジのタイミングなど課題があることを知ることができただけでも収穫のあったコンテストでした。

主催の横浜鶴見クラブの皆さん、そして、交信してくださった各局 どうもありがとうございました。楽しかったです!

普段顔も出さないアホ息子(って歳じゃないけど)がやってきて、ガヤガヤしてましたが、コンテストが終わってお茶して話して来たら、妹から結構老父母が喜んでいたと言われました。来年も是非実家から参加しようっと。


 

7MHz VCHアンテナ

FaceBookTwitterで活躍の@JR3BWFこて葉さんが使っていた、VCHアンテナを自分も使ってみたくてネットから情報を集めつつ、ちょうどヤフオクで出ていた特選 ハムのアンテナ製作集をゲットしたので、参考にしつつ作成しました。
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 上記記事の見本が以下で閲覧できます。

https://www.cqpub.co.jp/hanbai/books/15/15631/15631_p96-97.pdf

他にもVCHアンテナで検索すれば製作記事がたくさん見つかります。
私はざっくり上エレメント1.5m、コイル下の中エレメント3.5m、地上エレメント5mで作りました。

EFHWの変形、コイル部が空中高くあって、電流腹より上でローディングするので損失が少ないとのこと。5.6mのロッドアンテナも先日購入して、ベースローディングアンテナを考えていたのですが、このJP6VCHさん考案、JF1RNRさん命名のVerticalCoil-Half wave antennaからVCH antenna いいですね。いつかコールサイン命名されるような物を作ってみたいです。

コイルボビンは、モノタロウのボトルに、自在ブッシュを張り付けて。

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秋月電子で購入した、LCRメーターで測定。30Tで37μHでした。

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ボトルの注ぎ口を竿の径に合わせてカット。コーン状なので切る位置で穴の径が変えられるのは便利。
とりあえず動作確認バージョンで、ワイヤーにBNCレセプタクル直付け。

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給電部は、強制バランというか、W1JR巻きで同軸側にコモンモードが乗らないようにしました。

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あとは上部エレメントの長さを変えて周波数調整
また、地上エレメントはその長さだけでなく、鉄柵、自転車を含めた金属製品との絡み具合で全然違います。 そこは設置場所の状況次第です。
FT-818NDの簡易SWR表示でバー4つ以下なら良しとしています。5Wですし。
運用しながら、チョイチョイ地上エレメントをいじっていると
バー1位まで良化することも多いです。

FT-991AMで50W入れるときはもう少しSWRに気を使います。
こちらの簡易SWR表示も見ますが、nanoVNAでSWR表示させてある程度
運用周波数に近づけてあとはアンテナチューナーで合わせ込みます。


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実践投入。
7mの釣り竿の先端1本抜いて、使っています。針金で作ったピンを竿穴に挿してテグスで上エレメントを吊っています。固定が超楽です。

この竿で、給電部がだいたい地面から1.8mくらいの位置に来ます。

固定は、柵やベンチ、木の支柱などに括り付ける事が多いですが
三浦市の岩堂山の時は、何もなくて、レンタサイクルに括り付けて立てました。
電動アシスト自転車なので、ずっしりしていてステー線無しでバッチリ立ちました。
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しかもこの三浦の時は、DX-WireのDX-mini 10mポールを立てました。(2mのコリニアですが)

50MHzのシングルデルタループセットより軽量(5mのカーボンポールの方が当然重い)でリュックでの移動には超楽々です。
今、こて葉さんは4m位の竿で運用されているそうで、それだとリュックに竿がスッポリ入ってしまいますね。 SW-3Bと組み合わせてロードバイクで移動も考えています。





50MHz シングルデルタループ

自宅用の50MHzアンテナは、常設は同軸3段コリニアです。飛びはそれなり。
何となく聞く用で、ちゃんと50MHzをやるぞ、となれば、仮設アンテナを上げます。

前世紀、学生の頃はコメットの2eleHB9CVを使っていましたが、多分実家で処分されました。
狭い我が家のベランダで、回転半径が取れないので、1/2λの八木やHB9CVは脱落。
ヘンテナ、スカイドア、モクソンアンテナ、ZYGIビームとか考えましたが、1λながらループ系のアンテナは若干ながら回転半径が小さくなるぜ、ということで、JA6RGBさんのサイトから2eleデルタループを購入、使用しています。

ja6rgb.backdrop.jp


ループ系の粘りの良さなど 気に入っていますが、ガッチリしたアルミ部材を使った構造で移動に使ったのは車で出かけたときのみ。

 

Twitter@QEC2015さんと、@JJ1BBYさんが会話していた、50MHzシングルデルタループの話題に加わりました。平行コードでエレメントと2:1のマッチングセクションをまとめて作ってしまう、QECマッチのワイヤーデルタループです。
コードとメスコネクタがあればすぐに出来るので、アンテナアナライザで見ながら作ってみました。

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3mのグラスファイバー竿から2.5mほどを塩ビのT分岐に突っ込んで水平桁を構成してぶら下げることで簡単に50MHzのデルタループが出来ました。

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背景にHFのロングワイヤーDLとポールが入っていてゴチャゴチャしていますが簡単にシングルデルタループが上がりました。ただ、5mのポールの上端に横桁が付いていて、そこから吊り下げる形状なので、給電点は、1.5m程下になるので地上高を稼ぎたいなぁと思い始めました。

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0.5λ×短縮率0.97程度のQECマッチ部分だけ作成。 2:1 約100Ωのシングルデルタループのインピーダンスを50Ωにしてくれます。

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 そして、塩ビのT分岐に少し塩ビパイプを接着して、アルミパイプで斜辺のエレメントを作成、上端を1mmのステンワイヤーでデルタループを作り直しました。
給電点がポールの上になったので、5mのポール:カーボン製タモ網の柄 がフルに活用できるようになりました。

 これで完成でもイイかなと思ったのですが、バランでもやってみたいと思い、デルタループの角度を挟角にしてインピーダンスを50Ωに近づけて1:1の強制バランで給電としました。大進無線のKIT-DB-50-V3を参考に作成しました。

https://www.ddd-daishin.co.jp/manual/db/db-50-v3.pdf

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あとは、斜辺のエレメント長をアンテナアナライザを見ながら共振周波数を調整して
上辺のワイヤーエレメントの長さを調整してインピーダンスの調整をして
また斜辺の長さを再調整して仕上げました。
斜辺は8/6/4mmのパイプで、タイラップ巻いて接着して差し込みのストッパとしています。給電点は8mmのスナップを付けてパチっと差し込むことで
簡単に取り付け出来ます。 バランと塩ビパイプはマジックテープを付けてあって、ポンと貼り付けられるようになっています。
アンテナ上げは3分という所です。 

アンテナ、ポールとも70cmに収まっていて、釣り竿ケースに入れて持っていっています。

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